モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
キューバの革命家として、南米ではもちろん世界中に信奉者を持つチェ・ゲバラ。本作はブエノスアイレスでの医学生時代の彼・エルネスト(本名)が、友人と1台のバイクで南米を縦断した日々をつづる。彼自身の日記を映画化した、みずみずしい青春ロードムービーだ。アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラへの1万km、6か月の旅で、ふたりはバイクの故障、ほのかなロマンス、そしてハンセン氏病患者たちとの触れ合いを経験する。
マチャピチュ遺跡やアマゾン、アンデスの雪山など、南米独特の風景が印象深い。表向きの物語は、冒険好きな男ふたりの珍道中だが、『セントラル・ステーション』のウォルター・サレス監督は、エルネストが行く先々で図らずも南米の現状を発見し、生きる指針を見つける瞬間を巧みに織りこんでいく。エルネスト役ガエル・ガルシア・ベルナルは、頼りなげな表情の中に意志の強い眼光を輝かせ、主人公の成長を体現。革命家の知られざる青春の1ページであるだけでなく、注目俳優の最高の演技を目の当たりにできる意味でも必見だ。(斉藤博昭)

【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 46件
[2点] 期待と違った・・・
チェ・ゲバラがなぜ革命家になったのか?
それを描いてると期待してみてみたら、若いにーちゃんの旅行日記でした。
チェ・ゲバラの名を使う必要あるか?それって感じ。
いい話だと思う。思うけども・・・
革命家チェ・ゲバラを求めていたぼくにとってこの映画は期待はずれでした。 (2008-05-18)
[5点] ゲバラを知らなくても
十分に楽しめる映画だと思います。
旅を続けるに連れて、エルネストとアルベルトの進む道が分かれていくのが何ともいいです。
お坊ちゃんから強い信念を秘めた表情に変わっていくエルネストと、定職を見つけ落ち着いた表情になるアルベルト。
アルベルトの旅はこれで終わり、エルネストはまた新たなる旅、南米社会を変える旅に出ようとする、そんな予感がしました。

にしても主役2人がイイ!男前なだけでなくちょっと頼りなげで、しかし不思議なカリスマ性を感じさせるガエルと、
何ともいい意味で俗物(?)なロドリゴ。いいコンビだ・・・。

(2008-03-29)
[5点] 現代への警告?
このロードムービーの素晴らしさは皆さんがレビューしてくださっているので私は作者がちりばめた現代への警告について感想を書きたい。

バイクは現代文明のメタファーである 馬、牛、は古代文明、又は自然だろう。たびたびバイクは馬や牛に追い抜かされ、故障したりする。そして牛にぶつかって壊れてしまう。最初こそ強そうに見えたポデローサだが、相当やわいものだということである。これは作者による現代文明への警告であろう。移動手段もバイクと同じで徒歩に なったり人力のイカダになったりする。これは人はいつか原始的方法に回帰する、という作者の予言だろう。この作品が作られた頃は環境問題が話題になっていた時期であった。これら以外にも様々な現代文明への示唆が含まれている。それらは全て現代文明にたいして批判的だそして彼らの旅を近代からの人類の進歩と未来と捉えるなら最後に主人公は飛行機に乗って帰っていく。それを老人が凝視するそこには結局は科学という力へ帰っていってしまうだろう人への悲しみが出ているのだろうか。しかし飛行機には彼という希望も乗っていた。


(2008-01-30)
[5点] 静かに、心がざわつかされる映画
23歳の若きチェ・ゲバラ(エルネスト)は、親友アルベルトと共に南米横断の旅に出る。中古のバイクで大陸を突っ切るつもりなのだ。

突然の雷雨にとまどい、
バイクが故障するも修理する金がない。

砂漠を歩く。
マチュピチュの遺跡を目にする。
アマゾン川を越える。

宿も金もない壮大な旅路で触れ合い、心通わせたのは
常に、貧しさの中で必死に生きる人々だった。
土地を奪われ、夫婦で放浪する炭鉱労働者。
農地を警察に奪われた原住民。
裁縫で生計を立てるインディオの人々。

旅は予想以上にエルネストを変えていった。
医者になることが進むべき道なのか?

そしてハンセン病患者を収容する病院で、彼は24歳の誕生日を迎え、スピーチをするが、、、。

若き日のチェ・ゲバラの優しい視線を、情熱と共に感じる事のできる映画だった。
そして、まだ社会を知らぬ大学生が初めて目にする社会の持たざる人々とのふれあいに、観る人は自分の青春期を重ねるのではないだろうか?

ロケは相当大変だったと予想する。
しかし、それだけ丹念に風景と行程が描かれている。その、だんだんに変化する風景と静謐で美しいギターの音が上手く溶け合っている。

清々しさでいっぱいだった。
(2007-09-23)
[3点] 革命家の原点
この作品はゲバラがまだ偉大な革命家ではなく医学生だったころに
経験したバイクでの壮大な南米横断の旅の話です。

ゲバラを詳しく知るものにとっては説明不要なので、

「おお、あのゲバラの原点はこういう行動力だったのか!」

という風に些細なとこから楽しんで見れると思います。


しかし、キューバ革命や、ゲバラ、カストロなど一定の知識が
無いと、単なる冗長なNHKバイクドキュメンタリーのように
映ってしまうかもしれません。

特に前半はあまり見せ場も多くないので、万人が楽しめる作品では
無いなというのが正直な感想です。 (2007-09-17)
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Tag : ガエル・ガルシア・ベルナル