ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
タイトルの「血に染まったダイヤモンド」とは、アフリカで不法に採掘され、武器輸入などの資金源となるダイヤ。内戦が続くシエラレオネを舞台に、元傭兵でダイヤモンドを横流しするダニーと、RUF(反政府軍)に家族を奪われた漁師のソロモン、そして不法ダイヤの実態を明らかにしようとするジャーナリストのマディーが、壮絶な運命をたどる。
何よりも衝撃的なのは、アフリカの実状だ。RUFによる人民の虐殺や拷問めいた行動。エドワード・ズウィック監督は、躊躇なくショッキングな映像を積み重ねていく。とくに、RUFに捕らわれたソロモンの息子を始め、銃を手にした子どもたちの行動には目を覆うばかり。キャストはそろって好演だが、ディカプリオの熱演が光る。ソロモンが発見したというピンク・ダイヤモンドを狙って悪役の面も出しながら、アフリカの現実から逃れたい切実さまで醸し出し、クライマックスの彼の表情には涙を誘われる。
社会派の重いテーマを貫きながら、要所での派手なアクション、ほのかなラブストーリー、さらに人間同士の感動ドラマが無理なく絡み、娯楽作として見ごたえ満点なのは高く評価されるべき。(斉藤博昭)

【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 30件
[5点] とにかくよくできている
内容の良さは他の多くのレビュアーの方に賛同

そして、この映画で描かれていたダイヤモンド問題を見ていてふと思い出した
数年前に某有名百貨店の方から聞いた日本で埋蔵されているダイヤモンドの話

日本の各百貨店では、何年にも渡って売れ残ったダイヤモンドが金庫の中で眠っているという
値崩れを守るためにSALEにまわせる数には限りがあるが、一度加工したダイヤモンドは、カットが流行おくれになってもカットのやりなおしはできない
結果として、金庫にただ眠らせて、流行がもう一度めぐってくるのを待つしかない
けれど、いい感じでダイヤモンドを捌けさせるテンポで流行は都合よくめぐってこない

みんな冷静に考えた方がいいと思う。
アフリカの人のことを考えたりしなくても、そもそもただ光ってる石に時には100万円とか
払う意味があるのか?ましてやダイヤモンドは希少性が高いというのも嘘だとしたら
まあ、希少性が高くても光ってる石だよそれ!





(2008-05-08)
[5点] シナリオにディカプリオの持ち味がよく生かされています。
「ディパーテッド」に引き続き、ディカプリオ主演の映画をみました。
"土の香り"がプンプンして、すごくワイルドです。
ディカプリオが悪役に徹しており、彼の独特の持ち味を生かしています。
すごく非情でワイルド、物欲の強い人間だったのに、改心して、自らのいのちと引き換えにアツい友情を交わすところは感動ものです。
ワイルドさ、過去を引きずった影のある設定とかっこよく消えていく余韻を生み出すためには、ディカプリオしか成し得ない映画だと思います。 (2008-05-05)
[5点] 刑事プリオやるでないか!
レオナルド・ディカプリオ作品では一番好きかもしれません。(ビジュアル除いて)
もともと演技力はある人だったんでしょうけど、どうもアイドルのイメージが…。
見る前は絶対にミスキャストだと思い込んでましたが、杞憂に終わりました。
完全に骨太で男らしい俳優さんになったんですね。
現地の父親役をやってた新人さんも素晴らしかった。目がいい。

日本に住んでると、アフリカ情勢というのはあまり大きなニュースとして入ってこないので、
見落としがちになるのですが、あそこでは今も毎日のように惨劇が繰り広げられている。
こういう作品がアメリカで作られるのは、とても意義があることだと思います。 (2008-02-23)
[5点] 三人の運命が交錯する中盤から、ぐいぐいと引きつけられていった
 内戦が続くアフリカのシエラレオネを舞台に、大粒のピンク・ダイヤモンドをめぐって、三人の男女の運命が交わるストーリー。
 離れ離れになった家族を探すソロモン・ヴァンディ(ジャイモン・フンスー)、ダイヤ密輸の現地調達員を務めるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)、アメリカ人女性ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)。彼ら、主役三人のキャラがしっかりと立っていて、それぞれに見ごたえのある演技で魅せてくれましたね。
 なかでもこの人、レオナルド・ディカプリオの男の色気に、惚れ惚れさせられたなあ。荒々しい野性の活力の中に、孤独な寂しさを湛えた彼の青い瞳が素敵でした。『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを彷彿させる美しさ。しびれましたねぇ。
 三人の運命が絡まり合う中盤から、ぐいぐいと、話に引きつけられていきました。格別、心を揺さぶられたのが、死に瀕したある人物が、遠くにいる大切な人と言葉を交わす場面。ふたりの想いが奔流のように胸に流れ込んでくる気がして、ぽろぽろ、涙がこぼれました。
 胸が熱いもので満たされた、ダイナミックな映画。圧倒的な見ごたえに感動しました。 (2008-02-09)
[5点] 控えめなロマンスが出色
伝統的な娯楽作品の構成要素を乱暴に分類すると、
1アクション
2ロマンス
3スター
4設定
の四つになるでしょうか。
娯楽作品であるからには1〜3は結局どの作品にもあるわけで、他作品との明確な差別化はもっぱら4で行うことになります。必然的にプロモーションの力点もそこに置かれ、観るかどうかの判断もそこを基準に行われることが多いでしょう。今作ではそれが”紛争ダイヤ”ということになります。映像的にもショッキングで、レビューもその件に集中するのは当然ですが、僕はこの映画の醍醐味はディカプリオとジェニファー・コネリーが育む控え目なロマンスだと思います。年齢の割にベテランの域に達している二人のキャリアの中でも出色の出来でした。
紛争ダイヤの取り上げ方については賛否両論あると思いますが、ナショジオのドキュメンタリー番組でもない以上「知らない人にちょっと報せてあげた」程度の貢献でもこのテーマを扱った意義はあったのではないでしょうか。チャレンジングな意志をもってつくりあげられている娯楽大作の良品なので、観て「つまらなかった」と思う確率は低いと思います。おすすめです。 (2008-02-06)
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Tag : レオナルド・ディカプリオ